愛媛労働局によりますと、全国では、昨年1年間の職場における熱中症の発生状況(速報値)は、死亡を含む休業4日以上の死傷者数は1,045人、うち死亡者数は28人となっています。業種別では、製造業220件、建設業202人件となっており、この2業種で死傷者数の約4割を占めています。(令和5年 職場における熱中症による労働災害発生状況(速報値)参照)
また、死亡者数は建設業が最も多く、製造業、警備業が同数で続きますが、多くの事例で暑さ指数(WBGT)を把握せず、熱中症予防のための労働衛生教育が実施されておらず、また、糖尿病や高血圧症などの熱中症に影響を及ぼすおそれのある疾病や所見を有している事例も見られ、その多くは医師等の意見を踏まえた配慮がなされていない状況となっているとのことです。
このような状況を受けて、愛媛労働局では、令和6年「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」実施要綱のとおり実施するとして、当協会にも同要綱に基づく対策を実施するよう要請がありました。
各事業場の皆様には、実施要綱の「9 各事業場における重点実施事項」及び「10 各事業場における詳細な実施事項」をご参照のうえ、準備期間の今月から準備を始めて、今夏の熱中症対策に万全を期していただきますようお願いいたします。
令和6年「STOP!熱中症 クールワークキャンペーン」実施要綱(PDF 513 KB)
厚生労働省リーフレット(PDF 665 KB)
中災防リーフレット(PDF 1,370 KB)
令和5年 職場における熱中症による災害発生状況(速報値)(PDF 781 KB)