国際交流の促進や労働力不足への対応等の観点から、外国人の在留そのものを支援するため、4省(法務省・厚生労働省・外務省・経済産業省)共管の公的機関である「外国人在留支援センター」(Foreign Residents Support Center = FRESC 略称:フレスク)が令和2年7月1日に開設され、稼働しています。
同センターでは、留学生の受入れ・就職促進、高度外国人材の受入れ促進、外国人本人や家族の人権擁護、外国人が関係する法律トラブルの相談、査証相談、労働基準・安全衛生の相談、外国人の雇用促進等に対する支援など、一か所で様々なサービスを受けることができます。
外国人労働者については、一般的な労働災害防止対策に加え、外国人労働者が内容を確実に理解できる方法による安全衛生教育の実施が求められています。
一方で、外国人労働者を雇用する事業者には、外国人労働者の安全衛生管理について不慣れな場合があり、外国人労働者の安全衛生管理に係る相談体制を確保すること等により、事業者が行う安全衛生管理を支援し、外国人労働者の労働災害を防止することが必要です。
厚生労働省関係では、同センター内に東京労働局外国人特別相談・支援室が設けられ、外国人雇用に関する相談に応じるほか、外国人雇用サービスセンターでは就職相談に応じています。
なかでも、公益社団法人東京労働基準協会連合会が厚生労働省から受託した「外国人安全衛生管理支援事業」として、「安全衛生班」において、外国人労働者の安全衛生管理に関する相談対応、外国人の安全衛生管理担当者向けの安全衛生セミナーの開催、安全衛生の専門家の個別訪問による安全衛生診断・改善指導等を無料で行っています。
【1】安全衛生に関する相談
外国人労働者を雇用する事業者等から、安全衛生管理に関する各種お悩み相談を受け付けています。お気軽にご利用ください。
(1)ご相談事例
・外国人労働者向けの安全衛生教育用の資料・教材を紹介してほしい。
・外国人労働者に対する技能講習を実施している教習機関を教えてほしい。
・外国人労働者の労働災害が発生したときの手続きを確認したい。
(2)ご利用案内
・相談日時 平日:午前9時~午後5時
(土曜、日曜、祝日、年末年始(12月29日~1月3日)を除く。)
・電話相談 フリーダイヤル 0120-816703
ナビダイヤル 0570-011000
・相談窓口 外国人在留支援センター(FRESC)東京労働局外国人特別相談・支援室内
※通訳(英語、中国語)配置あり、対応日はあらかじめ電話でご確認ください。
・メール相談 ホームページの相談メール申込フォームから相談できます。
【2】専門家による訪問支援
安全衛生の専門家が事業場を訪問して、外国人労働者に対する安全衛生管理の状況、問題点をチェックして改善方法についてアドバイスします。ホームページから申し込みができます。
【3】安全衛生管理セミナーの開催
外国人労働者を雇用する事業場の安全衛生管理担当者等を対象に、安全衛生管理のポイントを解説するセミナーが全国十数か所で開催される予定です。(愛媛県でも開催する方向で検討中!)
開催が決まりましたら、詳細情報はホームページで案内されます。