陸上貨物運送事業労働災害防止協会(陸災防)愛媛県支部から、荷役作業時における労働災害防止への取組みに関して、荷主の皆様への周知について協力要請がありましたので、発荷主や着荷主等として陸上貨物運送事業者と関わりがある会員の皆様にお知らせいたします。
荷主の皆様へ
愛媛県下における令和5年の陸上貨物運送業での休業4日以上の労働災害は横ばいの状況で、目立った減少に至っていません。
その労働災害のうち約7割が「荷役作業」時に発生、そのうち約7割が荷主企業の事業場内で発生し、中でも「墜落・転落」が35.7%と最多で、その多くがトラックに起因していることから陸上貨物運送業では労働災害防止対策が急務となっています。
厚生労働省では、荷役運搬関係の作業における労働災害防止対策を重点的に進めるために、「昇降設備の設置」、「保護帽の着用」、「テールゲートリフター操作時の特別教育の実施」を義務付けるとともに、「荷役災害の安全対策ガイドライン」においても陸上貨物運送事業者と荷主(荷主、配送先、元請事業者等)が一丸となって取組むべき事項として示されています。
また、愛媛労働局では愛媛第14次労働災害防止計画に基づき、令和9年までに「道路貨物運送業の死傷者数を令和4年と比較して5%減少させる」目標を掲げ、その達成に向けて対応しています。
これらの背景もあり、陸災防愛媛県支部では、毎年2月を「荷役災害防止強化月間」、2月8日~9日(に・や・く)を「荷役災害防止の日」と定めて、関係行政機関や各災防団体等と連携して労働災害防止活動に自主的に取り組んでいます。
しかしながら、荷役作業時の労働災害防止には、荷主の皆様ご理解、ご協力が必要不可欠となりますので、陸運業者以外の会員の皆様には、陸運業者の荷役作業時の労働災害防止に向けて特段のご配慮をお願いいたします。
荷主の皆様へ(PDF 121.0 KB)
陸災防愛媛県支部では、荷役労働災害を防止するため、通年にわたり自主的な安全衛生管理活動を実施していますが、毎年2月を「荷役災害防止強化月間」と定めて、荷役災害防止のための周知・啓発に取り組んでいます。
同月間中の「2(に)月8(や)日、9(く)日」を、「荷役災害防止の日」として、行政機関や災防団体と連携して荷役労働災害防止に関する集中的な取組みを推進しています。
荷役災害防止強化月間、荷役災害防止の日(PDF 496.0 KB)
腰痛予防啓発セミナー2025(案内書・申込書)
令和7年1月21日(火)13:30~16:00
愛媛県トラック総合サービスセンター(松山市井門町1081-1)2階大会議室
※同時開催 ~転倒災害防止のための歩行年齢測定体感~
荷役作業安全ガイドライン説明会(案内書・申込書)
令和7年1月27日(月)13:30~16:00
愛媛県トラック総合サービスセンター
フォークリフト荷役災害防止セミナー(案内書・申込書)
令和7年2月7日(金)13:30~15:30
愛媛県トラック総合サービスセンター
車両系荷役運搬機械等作業指揮者・積卸し作業指揮者に対する安全教育(3時間追加講習)(案内書)
令和7年2月10日(月) 車両系荷役運搬機械等 8:30~12:00
積卸し作業指揮者 13:00~17:00
愛媛県トラック総合サービスセンター(松山市井門町1081-1)
フォークリフト運転業務従事者安全衛生教育(案内書)
令和7年2月27日(木) 9:00~17:00
東予地区研修センター(新居浜市新田町3-6-33)